アジサイが咲いて、栗の花が散ると、梅雨入りのお知らせです。
梅雨入りすると、元気になるのは草草草。
成長スピードが加速しています。
草刈りしようっと。
梅雨入りを教えてくれる植物
アジサイが咲いて、栗の花が散ると梅雨入りするのは、自然の法則らしい。

ほんのり青いアジサイが清楚な空間をつくっています。
酸性土壌では、青い色が濃くなるそうです。

栗の木周辺は独特の匂いが漂っています。くさいです。
お山の畑 草刈りの基本
壊滅危機な綿畑の隣につくった野菜畝。

草しか見えないかもしれませんが、
トウモロコシ、トウガン、ラッカセイ、ワイルドチェリートマト、ハーブを育てています。
さあ、刈るぞ~
根っこから抜き取る草、根元で刈る草、丈を残して刈る草。
お山の畑では、だいたい3つに分けて草を刈り取ります。
もちろん、ノコギリ鎌で手作業です。
野菜の根元付近にある草は、小さいうちに抜きます。
落花生など地中に実をつける野菜は、周辺まで草を抜きます。
トウガンなど地表を這う野菜のそばにある草は、根元で刈るか、ザク切りします。
野菜に直接影響のない草は、水分を適度に蓄えておけるぐらいの草丈にザク切り。
畝の周りは、日陰にならない程度の草丈まで刈り残しておきます。
通路は、草丈を残しつつ踏んで押さえます。
例外として、つる性植物は根っこごと抜き取ります。
野菜に巻きついて、成長を止めてしまうからです。

刈った草は、その場に敷いたり、草丈を残しているところでは、ふんわりとかぶせておきます。
水分を蓄え、虫や微生物のすみかになります。
どこを草刈り?
草を全部刈ってしまうと、野菜は元気がなくなってしまいます。
お山の畑では水やりをしないので、水分をどれくらい蓄えるかを最も重視します。
野菜に合わせて、どこをどれくらい刈るのか、いつも適当に決まります。


たいして変わっていない・・・
1週間後、さらに草が元気
梅雨の間、草は勢いを増し、野菜を圧倒していきます。
野菜が草に負けないように、草を刈っていきます。
野菜もどんどん野生化して、草っぽく育っています。


たいして変わっていないか・・・
トウガンの実を草刈り中に発見
草刈りの楽しみは、草の中から収穫物が出てくること。

いつのまにか、実をつけていました。
このトウガンは、別の畝で収穫し忘れたトウガンの種が自然発芽したものを移植しました。
移植時も水やりせず、そのまま放っておいたら育っていました。
植えたときにはヘロヘロに弱ってしまい、もう枯れてしまうかなと思っていたのですが、気がつけば大きな葉っぱを広げて畝を陣取っています。
草を刈る方法はいろいろあって、農法によっても違います。
お山の畑では、特にこれといって農法もなく、自然にまかせっぱなし。
雨が何日も降らないときは、草が蓄えている水分がなくなれば野菜も元気がなくなります。
それでも、野菜と草とで供給し合っているようで、あんまり余計なことはしないでおこうと思い至ります。
草刈りは奥が深くて、飽きません。