月に数日、お山の耕作放棄地を開墾しながら綿畑をつくっています。
種から発芽し、背丈も10センチほどになってきました。
気温は28度。ちょっと暑いくらい。
「開墾日和だ~」と畑に行くと、何か様子がおかしい。
畑に近づいてみると・・・
綿畑がでこぼこになっていた
綿畑が踏み荒らされている。
畦の土を掘り起こし、畝の土を掘り起こし、でこぼこになっていました。
そう。こんなことをするのは、イノシシです。

タケノコを掘りまくって、竹林をぼこぼこにしてからは来ていなかったんですよね。
「久しぶり~、しばらく来てなかったね~」と声ぐらいはかけてみたいが、親イノシシの姿を見たことはない。
うり坊がちょこちょこ走っていく、かわいい姿を見かけたことがあるくらいです。
かわいいからと思って、うり坊を追いかけてはいけません。
近くで親イノシシが見守っているはずです。
綿畑に何を求めてやってきたのか?
掘り起こされた土をよく見てみると、ミミズがチョロチョロしています。
ミミズを食べに来たのかな?
それにしたって、暴れすぎじゃないかな・・・
イノシシは耕作放棄地の耕耘機
イノシシの土を掘り起こす力って、耕耘機に匹敵します。
耕作放棄地にどんな草が生えていようが、イノシシが来れば全滅します。
今、麦畑になっている場所。
ここは、イノシシが耕作してくれました。

せっかくなので、掘り起こされた草を片づけて畝を立て、麦の種を蒔きました。
2019年6月、もうすぐ収穫時期です。

綿畑じゃなくて耕してほしいところは、他にあったのになあ。
イノシシがやってきたときは、いつも地道にコツコツと畝の復旧作業です。
それにしたって、堀りすぎじゃないかな・・・
綿の芽を救出 半分くらい生存確認
全滅していませんように・・・
畝に敷いている刈った草まで器用にドカドカ放り捨ててあります。
盛り上がった土や刈り草をそっとそっと動かしてみると、
わわわ、おおお、綿を発見。

救出作業に入ります。
引っこ抜かれているものは植え直し、倒れているものは起こし、埋もれているものは土を取り除く。
半分くらい生き延びていました。
ヘロヘロになっているものも多いので、復活するのか、わかりません。

復活すれば、野生あふれる綿になるに違いない。
復旧作業ひと休み イチゴを沢で冷やして食べる
復旧作業に疲れたので、ひと休み。
イチゴを収穫して、沢へやってきました。

沢の水は、夏でも冷たい天然冷蔵庫です。
しばらく水に浮かべておけば、すぐに冷えて、甘さが際立っておいしくなります。

サワガニがいました。自然災害の影響もあって、年々、数が減ってきているように思います。
子どもの頃は、サワガニが潜り込んでいる石をめくって、たくさん捕まえて、おばあちゃんに素揚げにしてもらって、食べていました。
イノシシ来園。
突然の衝撃的な出来事でしたが、お山の畑では特に何も対策していません。
ネットとかヒモとか張ってみたりしましたが、あの大きな体で突破してしまいます。
動物はお腹が減っているだけなので、どうぞの気持ちでいます。
動物の分もつくればいいかと思ってはいますが、私の分までないときもあります。
6月に入ると、麦の収穫時期です。今度は、鳥が麦をついばみにやってきます。