葉っぱをくるくる丸めるハマキムシ ワタノメイガ

7月中旬、まだまだ梅雨。
雨粒が光る綿の葉がくるくる丸まっています。

ん?なんだろう?

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あっちでくるくる こっちでくるくる

綿の葉がくるくる丸まっています。
なんだろう、中に何が?

綿の葉がくるくる丸まっている

こわい、こわいと思いながら、葉っぱを広げてみると・・・

虫のうんち いっぱい

黒い粒々がビッシリひっついている。
おそらく、虫の糞ですよね。

虫は見当たらず、成虫して出て行ったのか、他の葉へ移ったのか?
見れば見るほど、気持ち悪くなるような・・・
ずいぶん散らかしていますね。

この葉っぱだけかと思ったら、あっちでもこっちでもくるくる巻いていました。

下の方に巻かれている物が多い

いつのまに、巻いたのか。
細い糸のようなものがついているので、この糸でくるくる巻いているのかも。
職人のような働きっぷりが半端ないです。

いました!葉っぱの中に幼虫を発見

別の葉っぱを広げてみると、虫がいました!

糞を溜め込むハマキムシ

白っぽくて、ちょっと透き通ったイモ虫。
もっちり感がありますね。食べませんけど・・・

糞を葉っぱの外に出したりしないようですね。
ずいぶん、溜め込んでいます。
敵から居場所を隠しているのか?
それとも、ものぐさなだけなのか?

対応策 ハマキムシに丸められた葉は摘み取る

そのままにしておこうかと思ったのですが、
あまりにもたくさん丸まっていたので、切り取ることにしました。

数えてみると、20個くらいありました。

1週間後、畑に行ってみると、新たな巻き葉はありませんでした。

アワノメイガの幼虫は、綿のコンパニオンプランツでもあるトウモロコシの茎や実に入り込んでしまいます。
オクラでも、よく見かけます。
綿はオクラと同じアオイ科の植物です。
放っておくと、葉が食べ尽くされてしまうかもしれない。
それは、ちょっと困る・・・

ついに、ホッタラカシの畑に手を入れることになってしまったわけです。

綿の背丈は小さめだけど、蕾みは増えてきた

昨年と比べると、小さめです。
やはり、根っこの張る時期にイノシシに掘り起こされた影響があるのかもしれません。
50センチに満たないものが多い。

蕾は増えてきました。
まだまだ小さくて。

蕾みの中で開花準備中

虫がいます。
カタチから察すると、カメムシでしょうか。
カメムシは種類が多くて、あちこちで見かけます。
触って、パクチーに似た独特の匂いでカメムシだと気づく。

開花も遅くなりそうです。
梅雨で雨の恵みをたっぷり受け、湿気に弱い綿ですがツヤツヤしています。

7月中旬 梅雨時期の綿畑

生育は遅めだけれど、今のところは育ってくれています。
開花後、40~60日でコットンボールができる。
秋までの生育期間が足りないかもしれません。
お山の畑は、気温が下がるのが早いのです。

寒くなるまでに収穫できるのか、心配になってきたところです。