2年越冬 ごぼうの花が咲いて種ができる

ごぼうの種を蒔いた。
いくつかは芽がでたけれど、それ以上育たなかった。
いつのまにか、枯れてしまった。

ある日、ごぼうの葉に似たものが畑に生えていて、なんだろうな~と思っているうちにどんどん大きくなった。
ごぼうかな?違うかな?
やっぱり、ごぼうだと気づいて、収穫するのがもったいなくて放っておいたら、木になった。

木になって、この後はどうなるんだろうとまたまた放っておいたら、花が咲き、種ができた。

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1年目の冬 ごぼうの芽を見つけた

ごぼうは発芽率が低いようで、秋に蒔いて、いくつか芽がでたけれど、全部枯れてしまいました。
残念・・・
その後は蒔いたことも忘れていました。
1年目の冬、通りすがりに気がついて、ごぼうに似ているけれど、今頃になって芽は出ないよねと放っておきました。

ごぼうの芽かな?

しばらくは、ちっこいままで全然大きくならなくて、やっぱり違うね、ごぼうじゃないねとそのまま気にもとめずにいました。

1年目の冬を越して大きくなってきた

あれ?大きくなってる?やっぱり、ごぼう?

ごぼうだよね?

はじめて、ごぼうの種を蒔いたので、わからない。
ごぼうって、冬が越せるってこと?

夏がくると、葉っぱが日に日に大きくなってきました。
わさわさしている。

もしかして収穫できるかなと地際を掘り起こしてみると、ごぼうができていました。

草ぼうぼうの中でも元気よく育つごぼう

とても元気がよくて、生き生きしているので、見ているだけで私も元気をもらいます。
もったいなくて、収穫できずにそのままに。

2年目の冬 枯れたように見えるけれど休眠中

冬になると葉っぱがすべて消滅。枯れてしまったと思っていたら、真冬に新芽が出てきました。

越冬中に新芽が出る

たっくましいな~

春になると、新葉が次から次へと伸び出てきました。

にぎやかになってきた

あっというまに昨年以上に大きく、いやもうホントに巨大な葉がいくつも重なり合っています。

両手のひらよりも大きいごぼうの葉

2本のごぼうが仲良く並んで、同じように育っています。

真ん中からどんどん新芽が伸びていって、

にょきにょき

150センチ以上に成長。

大きくなったもんだ。

2年目の夏 つぼみができる

とげとげしいものがたくさんできている。

ごぼうのつぼみ

ごぼうの花が咲くことを知らなくて、つぼみだと気づくのが遅れてしまいました。
まだ青々としています。

よく見ると、虫

何の虫かな?おどけたポーズをとって、枝になりすましているようだけど、見つかっているよ。

手が届かない高さまで成長しました。

だんだん赤みがかかってきて、美しい赤紫色に染まっています。

咲き終わると、しぼんできました。

8月中旬になると、少しずつ茶褐色に変化し、葉も枯れ落ち始めました。

ひっつくひっつく種取り

青いつぼみから赤紫色の花が咲き、茶褐色の栗のイガみたいなものができました。

とげとげしさは、つぼみのときから残っていますね。

割ってみます。
イタタタタ・・・・・
指に刺さって、引っかかって、ひっつくひっつく。

このどこにでもひっついて離れない仕組みは、マジックテープの原理に応用されたそうですよ。

なかなか手こずりましたが、割ったとたんに種が飛びだしてきました。

ひとつのイガから、このくらい。

50粒くらいです。

1本の木から数千粒の種が採れました。

種を落として枯れてゆく ごぼうの木

台風が来ても、倒れたり折れたりしなかったほど強いごぼうの木。
8月下旬には、葉がほとんど落ちています。

取り切れずに残ったイガもこぼれ種になって土へ還っています。
この後、どうなってしまうのだろう。
ここまで見守ってきたので、このまま自然にまかせてみようと思います。

採取した種はどこへ蒔こうかな。
こぼれ種から、また芽が出るといいな。

花言葉を調べてみました。
「私にさわらないで」「いじめないで」

強くて繊細。